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加虐の皇子と愛玩ドール
第12章 錯綜同衾



「私はどうしたら良いんですか」

「食べ物与えて」

「養分と催淫剤入りのお水を与えるって、仰ってませんでしたか?」

「ってか、ずっと相手をしているんじゃ、私の体力もたないじゃん」

「そういうことですか」



「……みほちゃん」

 熱いゼリーのごとく湯中を掻いて、みおりは右隣の肉叢に触れた。

 タオルのまくれた太ももが、微かに動いた。

「え、……ぁ、……」

 みおりはみほこの内股を撫で、彼女が首をひねったところでそのおとがいを持ち上げた。鼻先、頰をキスで啄む。開きかけた唇に、三度目のそれを押しつけた。

「ん、ふ」


 てろ…………


 しとった唇に唾液を塗って、薄く開いた目蓋に覗く黒目を見澄ます。

 みおりの右手はみほこの太ももをまさぐって、左手は肩を滑り落ち、タオルを押し上げる二つの膨らみにいざなわれていた。

「はぁ、……」

「こういうことしたら、ほづみは妬くと思う?」

「……はっ、ひん」

 みほこのタオルを取り除く。

 湯煙の中で一糸まとわなくなった肢体をかき抱いて、いじらしい息を殺さんとする唇を吸い、湯中で踊る乳房をまさぐり出す。
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