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加虐の皇子と愛玩ドール
第3章 人形実験

* * * * * * *

 休憩に出ていた社員達が会議室に戻ってきた。

 みおりはギャラリーの向かい側の空きスペースに、例の如く、ほづみを連れて待機していた。

 ほづみは、はづるの自信作のレオタードを着用していた。
 レオタードの赤い生地は、着用による伸び具合でほんのり透けて、その身体は丸見えだ。肩口にフリルが付いていて、そして、やはり蜜壺は露になるよう穴が空いていた。

「透け透けー。さっきのベビードールと言い、エロいわ」

「股が空いていると、着たまま出来る。コスチュームプレイが好きなお客様に売れそうね」

「アナルはいじれないね。結局脱がせなくちゃって人はいる、か」

 特に商品開発部の社員達の座っているところから、口々に感想を交わし合う声がさざめいていた。

「ああっっ……!!」

 ほづみから悲鳴に近い吐息が上がった。

 みおりが二の腕を撫でて、髪にキスして、太ももをさすっただけで、ほづみのまとう空気がひくつく。

「貪欲な奴隷だ。シャワーであれだけやったのに、まだ足りなかった?」

「はぁっ……あっはぁぁ……」

「着心地はどう?ほづみ」

 みおりはほづみの上下する鎖骨を撫でて、その乳首を指先で転がす。

「締めつけられる……感じです……スースーします……」

「それにしては、こことか、ここ。ほづみの綺麗なラインのままだね。適度な締めつけ感はあっても、押し潰されはしないってとこか」

「ああっ、はぁっ!!ああんっ……」

 みおりがほづみに触れる度、今にも絶叫にならんばかりの声が上がって、身体がよじれる。

 みおりは、寝台の段ボールから手錠を拾い上げて、それをほづみの両腕に填めた。

「みおりさんっ?!あっ……」

 ほづみの濡れた目許が覆われていった。みおりが、手錠と一緒に選んだアイマスクをつけたからだ。

「やんっ、外して下さいぃ」

 ほづみの一つになった両腕がゆすれて、切羽詰まった声音が上がった。

 みおりはほづみの透けた乳首を指で弾いて、その乳輪を舌先でなぞる。ひくつく太ももを撫でさすって、内股、恥丘をまさぐっていく。
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