この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
加虐の皇子と愛玩ドール
第3章 人形実験
ほづみの脚ががくがく震えて、その身体が、ひときわ高らかな悲鳴の直後、失神した小動物の如く脱力した。
みおりはディルドを一端抜いて、空っぽになった筒の先端をほづみの口許に持っていく。
「ほづみ」
アイマスクを外しながらその耳朶にしゃぶりつくと、半泣きの目がぱちっと開いた。
「豪快にイッたね。下手な媚薬より効いたんじゃない?お姉さん達、さっきからほづみに夢中だよ。さ、味見」
「ん……」
ちゅぱ、つつ、と、ほづみの唇と舌がディルドをしゃぶる。
「美味し?」
「みおりさんの、味だったら、良いのに……あっ」
みおりはほづみの上体を抱き上げて、ギャラリーにその臀部を向けた。
「…──!?」
みおりはほづみの臀部の割れ目を開いて、布越しに唇を押しつける。
小さな穴に唾液を注ぐと、布がしっとりその粘膜に張りついた。そこを舌先でいじり始める。
「みおりさんっ?!ダメっ……いくらシャワーしたからって、そこは……」
「さっきのお姉さん達の会話、聞いた?このレオタード、アナルがいじりにくそうなんだってさ」
「あっ、あああんっ」
「どこまでいじれるか試すのが、ほづみと私の仕事じゃない?ほら、布は伸び縮みする。やってみる価値はある」
「いやいやいやぁ……っ!!」
みおりはほづみの愛液を掬ってきて、臀部の穴に塗りつける。それから指を強引に押し込むと、薄い布が易々と伸びて、第一関節まで入っていった。
「やぁ、痛いですぅ……はぁっ、んん……はぁっ」
「きついな……いくらほづみでも、ここは無理させちゃ裂ける……か」
「あっ、だからっ、やぁぁんっ……」
みおりは臀部を撫でながら、指でこじ開けた穴を狙ってしゃぶりつく。
ああ、この雪花石膏の彫刻の如く人形を、どこまでも屈辱のはしためにしてやりたい。
みおりにとって、新製品の試用などどうでも良い。はづるに視野を広げさせるというのも、きっかけをこしらえるための名目だ。
ずらりと並んだ二つの目は、ただただ、このほづみを喘がせる滑降の材料になるだけだ。
「ほづみは、後ろ躾けていなかったからね。格好だけやったら、後でちゃんとここいじってあげる」
みおりがほづみに寄り添って、ギャラリー達に聞こえない程度の声音で囁くと、綺麗な顔がこくんと頷いた。
第3章 人形実験─完─