この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
crazy night
第6章 立ち上がる心
「そんなに警戒しなくていい…試作が終わったら本当に俺すぐに辞めるから。」

有紗は士郎を睨み付ける。

「士郎さん、私になにしたかわかってるんですか…すぐにでも私の前から消えて、辞表を出していただきたいくらいです。」

「わかってる。ごめん。」

台の上に、取引先から持ちかえった油圧機器を置き、製品をばらし始める士郎。

不具合もすぐに解決の兆しを見せ、あとは図面を改訂するだけとなった。

終始無言で作業していたが、再び士郎が口を開いた。

「有紗ちゃんの事が好きなのは、本当だ…」

有紗の頭に血がのぼった。

「だったら…なんであんなことしたんですか…!!!ふざけないで、私がどんな想いで…」

涙をためながら有紗は必死に訴える。

「俺がどんなに努力して有紗ちゃんの気を引こうとしても、雄二のことしか見てなかったろ!!!」

士郎が声をあげると同時に、有紗の腕を引き強引に抱き締めようとする。

「いやっ…」

必死に抵抗しようとしていると、ドアが勢いよくあいた。

「おいっ…!!!」

次の瞬間、誰かが士郎を殴り飛ばし、罵声をあびせた。

雄二だ…




/69ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ