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crazy night
第7章 揺れ動く
翌日から毎日のように、士郎のお見舞いにいった。
手術は成功したはずだったが、いっこうに目を覚まさない。
ふとした瞬間に、雄二と真由の抱き合っていた光景を思い出し、胸が締め付けられる。
眠ったままの士郎の横へ腰掛け、手を握る。
自分をあんなめにあわせた手。
シャワールームでギュッと抱き締められた手。
優しく髪をなでてくれた士郎の大きな手。
私の命を守ってくれた手…
有紗は疲れ果て癒しを求めていた。
握った手に優しく口づけした。
「私の事、そんなに好きなら今すぐ起きて抱き締めて下さいよ…」
力なかった手がピクッと動いた…
士郎がうっすらと目を開ける。
意識を取り戻したのだ。
慌てて握っていた手を離し、ナースコールを鳴らす。
士郎に見つかる前に有紗は病室を後にした…
手術は成功したはずだったが、いっこうに目を覚まさない。
ふとした瞬間に、雄二と真由の抱き合っていた光景を思い出し、胸が締め付けられる。
眠ったままの士郎の横へ腰掛け、手を握る。
自分をあんなめにあわせた手。
シャワールームでギュッと抱き締められた手。
優しく髪をなでてくれた士郎の大きな手。
私の命を守ってくれた手…
有紗は疲れ果て癒しを求めていた。
握った手に優しく口づけした。
「私の事、そんなに好きなら今すぐ起きて抱き締めて下さいよ…」
力なかった手がピクッと動いた…
士郎がうっすらと目を開ける。
意識を取り戻したのだ。
慌てて握っていた手を離し、ナースコールを鳴らす。
士郎に見つかる前に有紗は病室を後にした…