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crazy night
第10章 不協和音
イタリアンを出たあと、barにでも行こうかと雄二は考えていたが、繁華街にポツンとある公園をみつけ少し飲みすぎたから涼みたいという有紗の要望に応えた。
雄二がベンチの埃を払い、2人で腰掛ける。
とりとめもない話を続けるが、今日はお互いに聞きたいことがあった。
同僚が有紗が怪我をした士郎の部屋に通っているのをみて、噂をしていたのだ。
当然、せまい社内だ。雄二の耳にも入っていた。
あれ以来気まずかったとはいえ、放っておいた自分が悪い。
しかし、あんなことをされて有紗は士郎のことが怖くないのか。
もしかすると、脅されているのではないか。
雄二はいてもたってもいられなくなった。
もちろん有紗も真由との関係を雄二に確かめにここへ来た。
夜風と共に少しの沈黙が二人の間をさらさらと流れた。
雄二がベンチの埃を払い、2人で腰掛ける。
とりとめもない話を続けるが、今日はお互いに聞きたいことがあった。
同僚が有紗が怪我をした士郎の部屋に通っているのをみて、噂をしていたのだ。
当然、せまい社内だ。雄二の耳にも入っていた。
あれ以来気まずかったとはいえ、放っておいた自分が悪い。
しかし、あんなことをされて有紗は士郎のことが怖くないのか。
もしかすると、脅されているのではないか。
雄二はいてもたってもいられなくなった。
もちろん有紗も真由との関係を雄二に確かめにここへ来た。
夜風と共に少しの沈黙が二人の間をさらさらと流れた。