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王女様の不埒な暴走
第9章 王女は甘いひと時に浸る




 ジョシュアは大人の男で、しかもラインハルトの育ちだ。恋愛に奔放なこの国では、男女の契りはそう大したことではない。


 学校で未婚の令嬢たちでさえ、声を潜めてではあるが、男性との夜の営みについて話題に花を咲かせているのを何度も耳にした。


 ジョシュアは不安そうに自分を見つめるリンゼイに、優しくキスをする。


「今はお約束できません」


 きっぱりと言われ、リンゼイの胸に鋭い棘が刺さったような痛みが走る。


「ですがこれだけは信じてください。私はあなたほど愛しいと思った女性はおりませんよ」


 またキスを落とされ、リンゼイは瞳を瞬かせる。


「本当……ですか?」


「ええ。信じられないとおっしゃるのでしたら、今すぐにでも証明して差し上げます」


「証明って……あっ!」


 疑問に首を傾げるリンゼイの秘裂に、吐精したばかりだというのに既に頭をもたげ、硬くなっている屹立の先端を押し当ててきた。


「まだ時間はたっぷりとございます。どれだけ私の想いが強いか、そのお身体でじっくりと感じ取ってください」


 そう言って彼はリンゼイが止める間もなく、ズブズブと欲望を埋め込んだのだった。






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