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王女様の不埒な暴走
第11章 物語の結末は




 離れている間、何度もジョシュアを想って泣いた。見詰めて欲しくて、声が聞きたくて、抱き締められたくて。普段は気丈に振る舞っていたけれど、独りになると彼が恋しくて、恋しくてどうしようもなかった。


 五年前よりも、半年前よりも、今が一番彼を好きだと断言できる。そして明日にはきっと今よりも彼を好きになっているだろう。それは多分、この気持ちに際限などないからだ。


 リンゼイが素直になれば、ジョシュアは求める以上のものを与えてくれる。


 ナイトドレスもドロワーズも剥ぎ取り、彼もシャツを脱ぎ去る。オイルランプに照らされる筋肉質な身体を陶然と見詰める。どんな美術品よりも綺麗な彼をいつまでも見ていたくなるくらいだ。


 だがジョシュアに自らの脚を抱えるように言われ、いかに自分がはしたない恰好をさせられているかを知ると、つい羞恥に顔を背け眼を閉じる。


 彼は媚肉を両側から指で広げ、そこへと顔を近づける。息が秘処にかかり、期待で勝手に蜜口がヒクつくのが解った。


「すごく濡れていて、とてもいやらしいですよ」


「や……っ! あまり見ないで、ください……」


 間近で秘めたる部分を見られ、身体がカッと熱くなる。






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