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Cherry boys(短編集)
第2章 プラシーボ
僕の唇が倉田さんの唇に触れた。
スゥーっとしたメンソールの爽快感が
僕の唇に移る。
これが…キスなんだ…
僕はもっと強く唇を押しつけた。
「…んッ…」
倉田さんから声が漏れた。
その声が…僕の理性を狂わせる…。
僕は舌を倉田さんの口に押し込んだ。
倉田さんの舌が僕の舌を押し返す。
押し合った舌は…やがて絡み合い…
互いの口の中を舐め合う。
倉田さんも欲情してる…
僕はだんだんと確信を深めた。
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