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Cherry boys(短編集)
第2章 プラシーボ
いつもは身勝手な倉田さんが…

今は僕の身体の下で…
じっと目を閉じている…

僕は倉田さんから少し身体を離し…
ショーツに両手を掛けた…


「いい?」
僕は倉田さんに尋ねた。

「電気を消してっ!」
倉田さんは言った。

そうだよね…電気は消さなくちゃ…

僕は蛍光灯のヒモを引いた。
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