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オルテンシア【紫陽花】~檻の中の花嫁~
第3章 ☆♯01 SceneⅠ(紫陽花の庭)☆
いくら御曹司だか若社長だか知らないが、気障ったらしい優男はご免なのである。
こんな時、まず思いつくのが何か自分が不祥事をしでかしたのか、ということだろう。美月は若社長の後について磨き抜かれた廊下を歩きながら、頭の中でここ最近、自分が犯してしまった失敗やミスといったものを一つ一つ順に数え上げていった。
が、やはり、社長室に呼ばれて、社長直々に訓戒を受けるほど重大な過ちは犯していないという結論に達する。
こんな時、まず思いつくのが何か自分が不祥事をしでかしたのか、ということだろう。美月は若社長の後について磨き抜かれた廊下を歩きながら、頭の中でここ最近、自分が犯してしまった失敗やミスといったものを一つ一つ順に数え上げていった。
が、やはり、社長室に呼ばれて、社長直々に訓戒を受けるほど重大な過ちは犯していないという結論に達する。