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オルテンシア【紫陽花】~檻の中の花嫁~
第3章 ☆♯01 SceneⅠ(紫陽花の庭)☆
 社長は首を少し傾け、それからおもむろに座っていたデスクの引き出しを開けた。
 十階の社長室の背後は全面ガラス張りで、陰鬱な鉛色の梅雨空がひろがっている。朝、家を出るときは蒼空がかいま見えていたのにと、美月は、虚ろな頭でぼんやりと考えていた。
 美月の瞼に、海色の紫陽花が鮮やかに浮かび上がる。去年亡くなった老婦人が我が子のように愛おしんで大切に育てていた花だ。
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