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オルテンシア【紫陽花】~檻の中の花嫁~
第4章 02 SceneⅡ(ジューン・ブライド)
そのお陰で、美月は誰はばかることなく、自分の使いたいように時間を過ごせた。美月は一日の大部分をマンションで過ごし、資格試験の勉強に費やした。それは司法書士になるためのもので、OL時代から続けていたものだった。
更に、その合間には、これも独身の頃からやっていた欧米の小説の翻訳にせっせといそしむ。これは地味だが、やり甲斐のあるバイトなのだ。得意の英語を活かしてのこのバイトで少しずつでもお金を貯め、いずれこのマンションを出たときの蓄えにするつもりだ。
更に、その合間には、これも独身の頃からやっていた欧米の小説の翻訳にせっせといそしむ。これは地味だが、やり甲斐のあるバイトなのだ。得意の英語を活かしてのこのバイトで少しずつでもお金を貯め、いずれこのマンションを出たときの蓄えにするつもりだ。