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サイドストーリー2
第7章 横浜ホールディング③
*:・'゜☆。.:*:・
ほとんどの人が忙しさの中でスーツの上着を脱いでいるのに
キチッとスーツを着こなして
涼しい顔で対応している姿に可笑しくなった。
「楠さん」
私の事覚えているだろうか?
たった1度だけ仕事関係で一緒になった。
「あすみんさん」
ほんの少し、顔を崩して小さく笑った。
「お久しぶりです」
「あすみんさんに会えるとは思わなかったな」
「楠さんに会いに来たんですよ」
半分本気でそんなことをいえば
「からかわないでください。綺麗な人が言うと冗談になりませんよ」
さらりとかわす態度はさすが。
こっちにも嫌な思いはさせない。
「今日は横浜HDが契約した無農薬の野菜を見に来たんです」
「ああ」
「業界ではちょっとした話題ですよ」
「確かに。あの農家と契約できるとは思いませんでした」
「外食営業部の方に話を聞けばいいのかしら?」
私の言った言葉に少し考えて
「いや。あすみんさんには俺が説明しますよ。
一緒に最上階に行きましょう」
そういって資料を手に私たちは最上階に向かった。
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ほとんどの人が忙しさの中でスーツの上着を脱いでいるのに
キチッとスーツを着こなして
涼しい顔で対応している姿に可笑しくなった。
「楠さん」
私の事覚えているだろうか?
たった1度だけ仕事関係で一緒になった。
「あすみんさん」
ほんの少し、顔を崩して小さく笑った。
「お久しぶりです」
「あすみんさんに会えるとは思わなかったな」
「楠さんに会いに来たんですよ」
半分本気でそんなことをいえば
「からかわないでください。綺麗な人が言うと冗談になりませんよ」
さらりとかわす態度はさすが。
こっちにも嫌な思いはさせない。
「今日は横浜HDが契約した無農薬の野菜を見に来たんです」
「ああ」
「業界ではちょっとした話題ですよ」
「確かに。あの農家と契約できるとは思いませんでした」
「外食営業部の方に話を聞けばいいのかしら?」
私の言った言葉に少し考えて
「いや。あすみんさんには俺が説明しますよ。
一緒に最上階に行きましょう」
そういって資料を手に私たちは最上階に向かった。
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