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サイドストーリー2
第14章 Christmas2014
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「9歳差のジレンマ」

2人が付き合いだして初めてのクリスマス。
どんなふうに過ごそうかな。
ってそりゃぁ、もう。ずっとずっと前から考えてた。

それなのに。
「え?平日だから普通に仕事だよ。夜だったら会えるけど」
なんて、当たり前だろ?とでも言うように
純にぃは私に苦笑いした。

私は!私はもう冬休みなの!

学生同士でお付き合いしている友達は
朝から一緒に過ごすんだ。と色々な雑誌を見たりして。
計画を練っているけど。
純にぃはお仕事なんだね。

可愛い服を着て。新しいブーツを履いて。
一緒に大きなツリーを見に行って。なんて計画は出来ない訳だ。

期末試験前だと言うのに。
みんな彼氏との計画にワクワクしている教室で
私は一人ずんと落ち込んでいた。

クリスマス当日は、純にぃからは全く連絡なんかなくて。
って、普通に仕事だから当たり前?
これが社会人の当たり前なの?

友達と出かける気にもならなくて
部屋でボーっとしていたらお母さんが
「クリスマスなのに出かけないの?」なんて追い打ちかけてきた・・・

そろそろ夕飯かなと思った時間に
純にぃから「家にいる?今から行く」ってメールが来て
せめて一緒に夕飯をうちで食べればいいか。と
ほんの少し前向きになったのに・・・・

「おじさん。おばさん。晴菜との付き合いは本気なので
将来的には結婚をしたいと思っています。」
と、ウチに入るなり、純にぃはお父さんとお母さんに頭を下げた。

お付き合いすることは伝えていたけど。
今日、そんなことを言うなんて思っていなくて。

「純にぃ・・・」
「晴菜。きちんと了解をもらって付き合って行こうな」

なんて大人のせりふだった。
大人と付き合うのは学生同士のように考えや休みが一緒じゃないから
これからも凹むことは多いと思うけど。
でも、大人じゃないと出来ない扱いをしてくれて凄く嬉しい。

「大すき。大すき純にぃ。Merry Christmas」

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