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サイドストーリー2
第14章 Christmas2014
*:・'゜☆。.:*:・
「カウントダウン」
内部生のメールが回ってきたのはいつも通り12月の頭だった。
いつも。内部生の飲み会には極力参加するようにしてきた。
里香を見るために。
席は決して近くには座らない。
じっと見つめているのが里香に気付かれたら終わりだから。
少し離れた席で、人の間から里香が見えるぐらいがちょうどいい。
周りに女の子はたくさん座るけど。
話なんか聞いてない。
里香の口元をじっと見て、誰と話しているのか
何の会話をしているのか。
その方が隣の女の子の話より気になった。
里香の隣の男に「そんなに飲ませるな」と思ったことだって1回や2回じゃない。
毎年クリスマスの集まりには幹事に誰が来るのかこっそり聞き出していた。
里香は彼氏がいても彼氏といつも参加していた。
そこは俺の席だ。
何度そう思ったかしれない。
「蒼くん。クリスマスの連絡来たじゃない?」
去年までの事を思って食堂でボーっとしていたら
食べ終わった里香が話しかけてきた。
「あ、あぁ。来てたな」
「行くよね?」
内部生同士のカップルは大抵2人で過ごすより
内部生のクリスマス会に来ていた。
だから。俺も今まで里香を見れた訳だけど。
「いや。今年は2人で過ごそう」
「え?そうなの?皆に行くって言っちゃった」
そんな里香にフッと笑って食堂だということも忘れて
里香の頭を引き寄せた。
「他の飲み会は行くけど。クリスマスはダメ」
「う・・・ん」
「里香を独り占めするって、決めてるんだ」
「蒼くん」
「2人だけで過ごそう。それも。カウントだよ」
そう言って里香にキスをした。
*:・'゜☆。.:*:・
「カウントダウン」
内部生のメールが回ってきたのはいつも通り12月の頭だった。
いつも。内部生の飲み会には極力参加するようにしてきた。
里香を見るために。
席は決して近くには座らない。
じっと見つめているのが里香に気付かれたら終わりだから。
少し離れた席で、人の間から里香が見えるぐらいがちょうどいい。
周りに女の子はたくさん座るけど。
話なんか聞いてない。
里香の口元をじっと見て、誰と話しているのか
何の会話をしているのか。
その方が隣の女の子の話より気になった。
里香の隣の男に「そんなに飲ませるな」と思ったことだって1回や2回じゃない。
毎年クリスマスの集まりには幹事に誰が来るのかこっそり聞き出していた。
里香は彼氏がいても彼氏といつも参加していた。
そこは俺の席だ。
何度そう思ったかしれない。
「蒼くん。クリスマスの連絡来たじゃない?」
去年までの事を思って食堂でボーっとしていたら
食べ終わった里香が話しかけてきた。
「あ、あぁ。来てたな」
「行くよね?」
内部生同士のカップルは大抵2人で過ごすより
内部生のクリスマス会に来ていた。
だから。俺も今まで里香を見れた訳だけど。
「いや。今年は2人で過ごそう」
「え?そうなの?皆に行くって言っちゃった」
そんな里香にフッと笑って食堂だということも忘れて
里香の頭を引き寄せた。
「他の飲み会は行くけど。クリスマスはダメ」
「う・・・ん」
「里香を独り占めするって、決めてるんだ」
「蒼くん」
「2人だけで過ごそう。それも。カウントだよ」
そう言って里香にキスをした。
*:・'゜☆。.:*:・