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ギルディ~S系エリートと鳥籠の令嬢~
第22章 ブーケトス―杏side-
小柳先輩は私達に背中を向けて青空に向かってウエディングブーケを投げた。
高校時代はソフトボール部に所属し、ピッチャーをしていた小柳先輩。
ブーケは空高く舞った。
眩しい陽光に目が眩んで、一瞬ブーケが視界から消える。
「どこに投げてんだ?小柳」
「えっ!?」
ブーケを受け取ったのはカメラ係の帝さんだった。
「へぇー次に結婚するのは高井田か・・・」
「帯刀部長…男性の俺にはそのジンクス有効じゃないと思います」
「じゃ香芝さんに渡せっ」
「・・・」
私は帝さんの元に歩み寄り、自らブーケを奪った。
「杏!?」
「はい、有効になったぞ。高井田」
「全く」
高校時代はソフトボール部に所属し、ピッチャーをしていた小柳先輩。
ブーケは空高く舞った。
眩しい陽光に目が眩んで、一瞬ブーケが視界から消える。
「どこに投げてんだ?小柳」
「えっ!?」
ブーケを受け取ったのはカメラ係の帝さんだった。
「へぇー次に結婚するのは高井田か・・・」
「帯刀部長…男性の俺にはそのジンクス有効じゃないと思います」
「じゃ香芝さんに渡せっ」
「・・・」
私は帝さんの元に歩み寄り、自らブーケを奪った。
「杏!?」
「はい、有効になったぞ。高井田」
「全く」