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ギルディ~S系エリートと鳥籠の令嬢~
第24章 父の愛情-杏sideー
「私は別れませんから…子供だって産みます」
「香芝副社長は人一倍、世間体を気にする人だ。未婚で子供を産むなんて言えば、猛反対するだろう。勘当だってされかねない」
「お父様に勘当されても産みます」
「杏…鳥籠育ちのお前が一人で生きて行けるとは思えない!」
「じゃ私と結婚してください!」
私は帝さんに求婚する。
私はもう鳥籠の小鳥じゃない。
「貴方が私に教えてくれた自分で歩くコトを。私は自由に空を飛べます」
「杏・・・」
4年前の私も貴方との結婚を夢見ていた。でも、別れたくなくて言葉には出来なかった。
今の私は堂々と言える。
「私は帝さんと結婚したい。家族になりたいんです」
貴方を失っても、私には貴方の子供が居る。
「どうして俺なんだ?」
帝さんは私を抱き締めて私の頭をギュッと胸に押し付ける。
私の鼓膜には彼の高鳴った鼓動が響き渡った。
「香芝副社長は人一倍、世間体を気にする人だ。未婚で子供を産むなんて言えば、猛反対するだろう。勘当だってされかねない」
「お父様に勘当されても産みます」
「杏…鳥籠育ちのお前が一人で生きて行けるとは思えない!」
「じゃ私と結婚してください!」
私は帝さんに求婚する。
私はもう鳥籠の小鳥じゃない。
「貴方が私に教えてくれた自分で歩くコトを。私は自由に空を飛べます」
「杏・・・」
4年前の私も貴方との結婚を夢見ていた。でも、別れたくなくて言葉には出来なかった。
今の私は堂々と言える。
「私は帝さんと結婚したい。家族になりたいんです」
貴方を失っても、私には貴方の子供が居る。
「どうして俺なんだ?」
帝さんは私を抱き締めて私の頭をギュッと胸に押し付ける。
私の鼓膜には彼の高鳴った鼓動が響き渡った。