この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ギルディ~S系エリートと鳥籠の令嬢~
第25章 ウエディングベル
***********
「早いもんだな…もうすぐ伯父さんの49日か・・・」
杏は妊娠2ヵ月だった。
今は悪阻で1週間ほど欠勤している。
「いつ入籍するんだ?」
社長が、パソコンで資料作成する俺に問いかける。
「49日を過ぎたら、入籍致します」
「そうか」
社長は満足な表情を浮かべ、再び書類に目を落とす。
俺は社長の思惑に嵌ってしまった。
でも、今の状況に全く不満はなかった。逆に多幸感に満たされていた。
杏の表情を見ていると温かい思いが溢れる。
その思いに戸惑うコトもあるが、今は二人の幸せを日々考える。
「式はどうする?」
「式はしません」
「どうして?」
「どうしてって…式をせずに入籍だけで済ませるカップルだって多いでしょ?」
「それで、杏がいいと言うと思うのか?」
杏は挙式を望んでいる。
何もかも社長と杏の思い通り。
「お前は杏のウエディングドレス姿見たくないのか?」
「それは・・・見たくないと言えば嘘になりますけど」
「早いもんだな…もうすぐ伯父さんの49日か・・・」
杏は妊娠2ヵ月だった。
今は悪阻で1週間ほど欠勤している。
「いつ入籍するんだ?」
社長が、パソコンで資料作成する俺に問いかける。
「49日を過ぎたら、入籍致します」
「そうか」
社長は満足な表情を浮かべ、再び書類に目を落とす。
俺は社長の思惑に嵌ってしまった。
でも、今の状況に全く不満はなかった。逆に多幸感に満たされていた。
杏の表情を見ていると温かい思いが溢れる。
その思いに戸惑うコトもあるが、今は二人の幸せを日々考える。
「式はどうする?」
「式はしません」
「どうして?」
「どうしてって…式をせずに入籍だけで済ませるカップルだって多いでしょ?」
「それで、杏がいいと言うと思うのか?」
杏は挙式を望んでいる。
何もかも社長と杏の思い通り。
「お前は杏のウエディングドレス姿見たくないのか?」
「それは・・・見たくないと言えば嘘になりますけど」