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ギルディ~S系エリートと鳥籠の令嬢~
第6章 初めてのデート―杏side-
ここのフレンチレストランは両親と3人で何度か足を運んだコトある場所。
彼は予め個室を予約していた。
頼さんの入れ知恵だろうか?
「ディナーの方がムードあるけど…門限有りの杏は無理だと思ってランチにした」
「気遣いありがとうございます…」
「別に敬語じゃなくてもいいよ…今はプライベートだし」
帝さんは赤ワインを飲み、前菜を口に運んだ。
未成年の私はソフトドリンクのオレンジジュースを飲む。
「帝さんは私の母の生家・神宮寺家の顧問弁護士なんですよね」
「それは香芝副社長から訊いたの?」
「はい…お父様…帝さんのコト…余りいい風には思っていなくて」
「それは当然だろう・・・」
「私のコト…最初から・・・」
「最初は知らなかった。でも、君の苗字の香芝に引っ掛かり、従兄弟の頼社長に確認した」
彼は予め個室を予約していた。
頼さんの入れ知恵だろうか?
「ディナーの方がムードあるけど…門限有りの杏は無理だと思ってランチにした」
「気遣いありがとうございます…」
「別に敬語じゃなくてもいいよ…今はプライベートだし」
帝さんは赤ワインを飲み、前菜を口に運んだ。
未成年の私はソフトドリンクのオレンジジュースを飲む。
「帝さんは私の母の生家・神宮寺家の顧問弁護士なんですよね」
「それは香芝副社長から訊いたの?」
「はい…お父様…帝さんのコト…余りいい風には思っていなくて」
「それは当然だろう・・・」
「私のコト…最初から・・・」
「最初は知らなかった。でも、君の苗字の香芝に引っ掛かり、従兄弟の頼社長に確認した」