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ギルディ~S系エリートと鳥籠の令嬢~
第7章 甘濡れのラブホー杏side-
彼がレストランで言った。

――――私のカラダに叩き込む。

その意味合い通り…帝さんは私のカラダに自分の存在を叩き込んだ。

カラダは彼の激しい欲望に悲鳴を上げて意識を手放した。


「杏…起きろ」


彼のバリトンの声にハッと目を覚ます。


「ここは・・・?」


「何も憶えていないのか?」


「いえ・・・」


服を着ている帝さんを一瞥し、自分のあられもない姿を見てカァーと全身が熱くなった。


憶えている…


私は帝さんに激しく抱かれてイッてしまい、気を失ったコトを。


「あれぐらいで気を失うなんて…たわいないな」


「そ、そんなコト…言われても…」


私は彼に責めれて鼻の奥のツーンとして瞳に涙が滲む。


「このまま…ホテルにお泊まりするのか?」

「いえ・・・」

「なら、さっさと支度しろっ!」


彼は私の涙をまるでシカト。冷たい言葉の応酬。


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