この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
Movie
第1章 1
「準備おっけーです」
「でははいりまーす。お静かにお願いしまーす」
「ヨーイ、アクション!」
「ーーいいかっ?」
色っぽい陸があたしを押し倒す
「うん、きて?あたしーーと一つになりたいの」
これはあたしの本心だ
つい笑みがこぼれる
「っ、優しくできなかったらごめんな?」
台本どうりの断り文句ですらあたしには感じる
「んっふんぁ」
陸に唇を塞がれて何時もよりも長く永く角度を変えるキス
何もしていないのにあたしの秘所がとろんと溶けるのがわかった
「ふっ、気持ちいい?」
やっと解放してくれたと思って息をついていると上からそっと覗き込まれ
さっきまで陸に支えられ座っていた身体が
トン、と軽い一押しで後ろに倒れる
「ほんとにいいの?もうやめてって言ってもやめられないからな?」
台本にはなかったはずの陸の言葉
「うん。」
ちょっと考えてから
「ずっと触って欲しかった…」
恥ずかしいから目を伏せちゃったけど、伝わったかな?あたしの気持ち