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いつもの場所で
第2章 月灯りの下で
「んんっ…」
紗江は舐めあげられる度に吐息を漏らした。
矢作さんは執拗に舐めあげ、不意に唇を紗江の唇へと戻した。
そしてまたお互いの舌と舌が絡み合い、ぴちゃぴちゃと唾液が混ざり合う水音が満月の灯りが降り注ぐ踊り場に鳴り響いた。
彼の手が紗江のタイトスカートを捲り上げ、ストッキング越しに紗江のお尻を掴んだ。
急に紗江は、彼と交わる水音に羞恥心を覚え、彼の手を遮った。
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