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理想と偽装の向こう側
第6章 予測不可能
踏み終わった生地を延ばして板状にしていく。


生地を延ばす棒まで用意されてるのって…。


簡単な揚げ物をしながら、様子を見守る。


均等な幅で切っていき、うどんらしい形になってきた。


「小田切さん、その棒前から用意してたんですか?」


気になってしょうがない。


「あ~こないだホームセンターで買ったんだよね」


「こないだ行った時ですか?」


「そうそう!目について、気になって買ったんだ~。早めに日の目を見れて良かったよ」


「いつの間に…」


うどん企画は、その時点から発動されてたのか。
着々と計画を実行していく人だな…。


手際よく小田切さんがうどんを茹で始め、私はいそいそとお皿やおかずを用意した。 

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