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理想と偽装の向こう側
第6章 予測不可能
「新泉くん、大学で何専攻してるの?」


「あっ、今は大学院で遺伝子研究してるんです。」


「へぇ!!マジ凄いね!色んな事が解明されてきてるよね!」


「はい!生活に役立つ研究に繋げたくて」


「教授からも熱心だって誉められてるのよね」


そこに黎子も加わり、うどんから遺伝子談義が始まった。


私はチンプンカンプンだったけど、小田切さんは結構話についていってるし、分からないことを次々質問するので、暢くんも黎子もいつも以上にテンションが上がってる。


すっかり二人も、小田切ワールドに引き込まれたね…。


お喋りに夢中になってたら、おやつにちょうどいい時間になったので、黎子か持ってきたケーキを出す。


「美味しそう~!」


すっかり食い道楽。

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