この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
理想と偽装の向こう側
第10章 信頼と疑惑
******
「香織…水飲んだ方がいいよ」
そう言って、嘉之がペットボトルを差し出す。
手を伸ばし水を受け取り、横になっててもクラクラする頭でなんとか言葉を発した。
「ごめんね…また貧血になって」
私は貧血を起こして、途中で気持ち悪くなってしまった。
「ははっ!べっつにぃ~無理する必要ないし。てか、香織痩せたよな。ちゃんと食ってんの?」
「余り食べれてないかも…」
元木爆弾喰らってから、食欲が落ちていた。
「明日、何か入ってる?」
「特にない…」
「じゃあ、肉食いに行こうぜ」
「肉?」
「安い所になるけど、焼き肉食べよう」
「うん…」
「よっし、決まり!まだクラクラする?」
そう言って、頬を撫でてきた手が、妙に優しい気がする。
「ううん…落ち着いてきたよ」
「見てるから、眠りな…」
「そんなの気になって、寝れないよ!」
「いいから、目瞑れ…」
そう言って、優しくキスを落とす。
何かくすぐったい…
二人で外食も初めてで嬉しかった。
穏やかな気分が眠りを誘い…
眠りに落ちていく。
会いに来て、良かった…。
「香織…水飲んだ方がいいよ」
そう言って、嘉之がペットボトルを差し出す。
手を伸ばし水を受け取り、横になっててもクラクラする頭でなんとか言葉を発した。
「ごめんね…また貧血になって」
私は貧血を起こして、途中で気持ち悪くなってしまった。
「ははっ!べっつにぃ~無理する必要ないし。てか、香織痩せたよな。ちゃんと食ってんの?」
「余り食べれてないかも…」
元木爆弾喰らってから、食欲が落ちていた。
「明日、何か入ってる?」
「特にない…」
「じゃあ、肉食いに行こうぜ」
「肉?」
「安い所になるけど、焼き肉食べよう」
「うん…」
「よっし、決まり!まだクラクラする?」
そう言って、頬を撫でてきた手が、妙に優しい気がする。
「ううん…落ち着いてきたよ」
「見てるから、眠りな…」
「そんなの気になって、寝れないよ!」
「いいから、目瞑れ…」
そう言って、優しくキスを落とす。
何かくすぐったい…
二人で外食も初めてで嬉しかった。
穏やかな気分が眠りを誘い…
眠りに落ちていく。
会いに来て、良かった…。