この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
理想と偽装の向こう側
第11章 亀裂
◎ ◎ ◎ ◎
「はい…嘉之、水だけど飲む?」
「ん~飲むわぁ」
結局、淡い期待は無残に破れて、いつものパターンとなった。
まあ、今日はそんなに激しくなかったから良かったけどさ…。
明日も仕事だと思うと、早く寝たいと思う今日この頃…。
まだ色んなことを考えてしまうのが、どうしても抜けきれないでいたから、たまに抱かれながらも本当に辛くなる。
「香織…」
「ん?な~に?」
「しばらく…実家行ってくるわ…」
「……そうなんだ。久しぶりなんじゃない?ゆっくりしてくればいいじゃん!」
「ん…そうする」
なんだ~実家か!
別に深刻になることもないじゃんね!
さてと寝ようかな…
と思ったら、嘉之は片腕で私の頭を抱き込み自分に引き寄せた。
「土産…何がいい?」
また、急にお土産なんて…
「実家…新潟だっけ…」
「そっ…」
お土産…お米…
って訳にもいかないし…笹団子もどうかな?
あっ…。
「ネコ!ネコの写メ送って!」
「はぁ?そんなんでいいの?」
「うん…ずっと見たかったから…」
嘉之のハートを掴んで離さないネコ様をね!
直接会える日がいつか分からないし!
「はい…嘉之、水だけど飲む?」
「ん~飲むわぁ」
結局、淡い期待は無残に破れて、いつものパターンとなった。
まあ、今日はそんなに激しくなかったから良かったけどさ…。
明日も仕事だと思うと、早く寝たいと思う今日この頃…。
まだ色んなことを考えてしまうのが、どうしても抜けきれないでいたから、たまに抱かれながらも本当に辛くなる。
「香織…」
「ん?な~に?」
「しばらく…実家行ってくるわ…」
「……そうなんだ。久しぶりなんじゃない?ゆっくりしてくればいいじゃん!」
「ん…そうする」
なんだ~実家か!
別に深刻になることもないじゃんね!
さてと寝ようかな…
と思ったら、嘉之は片腕で私の頭を抱き込み自分に引き寄せた。
「土産…何がいい?」
また、急にお土産なんて…
「実家…新潟だっけ…」
「そっ…」
お土産…お米…
って訳にもいかないし…笹団子もどうかな?
あっ…。
「ネコ!ネコの写メ送って!」
「はぁ?そんなんでいいの?」
「うん…ずっと見たかったから…」
嘉之のハートを掴んで離さないネコ様をね!
直接会える日がいつか分からないし!