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理想と偽装の向こう側
第11章 亀裂
「楽しみにしてるね~お休み!」
さて寝よう!
布団に潜ろうとした矢先…
「香織…もう一回…」
「へっ?」
拍子抜けしてる間に、嘉之は私に覆い被さっていた。
いつものパターンどころじゃなかった。
「よっ、嘉之!実家、いつから行くの?」
「ん~?明後日の朝から」
「そう…明後日なんだ…ん…」
嘉之の唇が重なり、会話が途切れた。
キスしながら頭を過ったのは…。
やり溜めかな…。
***
そして翌朝、私はアリ〓ミンを一気飲みするハメになった。