この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
理想と偽装の向こう側
第12章 板ばさみ
「あっ…」


小田切さんは寄りを戻すのも、私が出ていくのも勝手にしていいとは言っていたけど…。


「小田切さんは、私の好きにしていいって…」


「はぁ~じゃあ、あんた同棲止めたいの?」


「…止めるも何も…私と小田切さんの関係は元々なにも無くて…偽装の同棲だから…」


言っていて、胸が痛くなる…
チクンッ…と、突き刺さる。


「香織、分かりやすく言ってあげるわ」


「はい?」


改まって何だろう…不吉な予感がする。


「小田切さんと嘉之…どっちの子供を産みたいと思うの?」


………子供?


「はいぃぃ!?まだ、どっちともそんな段階じゃないのに!飛躍し過ぎじゃない!」


「今、目の前の話じゃないわよ。香織の気持ちの問題でしょ!」


確かに以前は、嘉之の子供を産みたかった…
でも、今は…。


「す、少なからず…嘉之の子供を産める気がしない…」


「そう…小田切さんは?」


「小田…」


瞬間、真っ赤になる自分がいた。

/1069ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ