この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
理想と偽装の向こう側
第12章 板ばさみ
日曜日

「じゃあ、用事終わったら連絡するね!」


「了解~!駅前で待ち合わせしよ!いってらっしゃ~い!」


今日も素敵な小田切スマイルで、見送ってくれる。


「…いってきます!」


私もありったけの笑顔で、待ち合わせの自分のアパートに向かった。


今日こそ、嘉之としっかり向き合うんだ!!


一端アパートに戻り11時少し前に下に降りる、我ながら下らない偽装工作だな…。


外に出ると、ニュービートルがアパート前に停まっていた。


「よっ!」


「おはよう…」


正に決戦日!

嘉之ペースに成らないよう、何度もイメトレまでしたんだ!


だけど…助手席に座った途端


「久々だから、俺ん家でもいい?」


と言い放たれた。


はぁ!他に行くとこないんかいっ!
マンションなんか行ったら、鳥籠の中の鳥か、牢獄だ!


「あのさ!郊外にアウトレットモールが出来たんだよ!なんか役立つモノとかあるかもよ!せっかくだからドライブがてらに行こうよ!」


選択権を与えたらおしまいだ!


ドキドキしながら返事を待つ…。


「ふ~ん…アウトレットね…行ってみたことないから少し回ってみるか」


よっしゃ~!第一段階クリア!


私は、心の中でガッツボーズした。

/1069ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ