この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
理想と偽装の向こう側
第14章 時限爆弾
ピロティに行くと、お約束通り嘉之が立っていた。 


襟元が少し開いてる白のTシャツに、黒の腰まである黒いカーディガンにブラックジーンズと、明らかにスーツの中では、浮いている。



更に社内報で紹介されているから、ほとんどの人が嘉之を見知っているのに…


「香織~!一緒に帰ろ~!」


って、右手の人差し指で車の鍵をクルクル回してる。


あり得ない!
あり得なさ過ぎる!


あんたに社会の常識は、ないんかい!


「ちょっと…!」


私は嘉之を引っ張って、地下に向かうエレベーターに乗りこんだ。


昨日されたことを思うとしばらく会いたくなかったが、それどころじゃない。


駐車場に着いた途端、怒りのスイッチが入る


「ちょっと!ここ会社だよ!どうゆうつもりよ!」


「え~こうでもしないと香織、会えないじゃん」


誰がそうしたと、思ってんのよ…。


「常識ってもんが、あるじゃん!」


「はっ!常識保ったって欲しいもん手に入んなかったら、意味ねぇよ」


「なっ!」


どうゆう意味よ…
常識も通じないの…。


私が怒りに震えてると


「家まで送るから、乗れよ」


昨日の今日で…。


「いい…用事あるし…」


「小田切~?」

/1069ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ