この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
理想と偽装の向こう側
第2章 出会い
地面に水滴の跡を付けながら歩き出した。


数歩進んだところで、自分の前に立ちはだかる人の気配を感じ、右に避けながら上目遣いで、存在を確認しようとした時だった…


「何か辛い事でもあったの?」


いきなりの問いかけに驚き思わず顔を上げると、そこにはスーツ姿の男性が立っていて、つい目が合ってしまった。


そして、ニッコリ微笑みながら続けて話しかけてきて…


「死にたいって顔してるね」


初対面な上に唐突に放たれた言葉に唖然としつつ、怒りよりもとにかくこの場を離れたいと思った。


無視して、俯いたまま男の横を通り抜ける。


男が話しかけてきた理由なんて考えてる余裕もない、ただでさえ一世一代の大失恋をしたばかりだ。


本能的に、逃げようと思って、そそくさと歩き出した私の背中に男は、更に言葉を続けた。


「舐め合わない?」


「はい?」


その言葉につい反応して、怪訝な顔して後ろを振り返る。


「舐め合おうよ。」


な…舐め合う…?


何を…?

キャンディー?

ナメコ?


そりゃ味噌汁でしょ!


心の中で、つい自問自答してしまった。


てか、言葉の意図が分からな過ぎて、正直パニックが起きている。


私が目を見開いたまま固まってると、一人分位の距離まで男は近づき、目を合わせられる位置まで頭を傾けた。


/1069ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ