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理想と偽装の向こう側
第15章 発動
いや…そこじゃなくて…
別にされても…
いやいや!


「小田切さん…ちゃんと寝れた?」


その問いに、少し目を開き


「よく寝れたよ…」


微笑みながら、そう答えてくれた。


自分が泊まるはずだった、部屋に戻り支度をする。


幸せな一時は、束の間だ。


今日も何が起きるか分からない…
小田切さんは、迎えに来ると行ってくれたけど、流石に毎日は無理なこと。


ハッキリいっても通じない…
無視したら、会社を巻き込む…

きっと最後は、小田切さんに全ての矛先を向けるかもしれない…。


「つっ…」


なんか、グリグル考えて胃が痛くなる。


「はぁ~気持ち悪いな…」


朝食バイキング食べれるかな。


そんなこと思いながら、レストランに向かった。

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