この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
理想と偽装の向こう側
第15章 発動
両親や会社に何て説明するの?
何より嘉之が、諦めてくれるとは思えない。


ここぞとばかり、外にも内にも諸状況を塗り固めてくるだろう。


逃げたとしても、きっと追っかけてくる。


もし、逃げ切ったとしても一人で本当に育てていけるのかな…。


産んだ子を見るたびに、嘉之を思い出し…
小田切さんとの別れに、苛まされ続けるんじゃないかな…。


そしたら、子どもが可哀想だ…。


「うっ…!」


そう思った途端、一気に吐き気が襲ってきた。


どうしよう…
小田切さん、まだお風呂だよね。


様子を伺いつつ、急いでトイレに駆け込む。


「うっ…おぇっ……!ゲホッ!」


気管に入り、噎せる。


「ゲホッ!ゴホッ…うっ…」


はぁ…苦しい…。


便座に手を付き、力尽きそうになる。


「はぁ…やだ…やだよ…」


涙が、滲み出る。

/1069ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ