この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
理想と偽装の向こう側
第15章 発動
「そんなに調子悪いなら早いところ原因突き止めて、薬もらわないと!」


あ…病気だと思ってるのは、分かった。


けど、調べてたら必ず吐き気の原因は、バレてしまう…
小田切さんだけには、知られたくない。


「分かった…ちゃんと調べるから今日は待って…」


「香織ん!」


うっ…本当に引かない…。


「明日!会社の掛かり付けに行って来るから!」


「…分かったよ。必ず行くんだよ…」


はぁ…とりあえず一段落かな…


そして私たちは、電車に乗った。


乗った車両は空いてる席があり二人分ちょうどあったので、小田切さんと横並びで座った。


電車から同じ風景を見ながら、同じ方向に帰ってるのが不思議だな…。


「小田切さん…仕事、忙しいのに早く上がって来たの?」


「あ~、仕事は、何とかなるもんだよ…」


簡単には言うけどさ…
本当は大変なんだろうな…。


そんなこと気にしながら、二駅目で車内は一気に混んできた。


帰宅時間帯で立ってる人は疲れが増しそうだな…


などと考えてると小田切さんが、立ち上がって


「ここどうぞ」


ニッコリと席を譲った。


妊婦さんだ。

/1069ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ