この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
理想と偽装の向こう側
第6章 予測不可能
あれ…。


なんだろう~身体が中に浮いてる感覚…。


やだな…幽体離脱じゃないよね…。


そんなアホな思考を巡らせながら、意識が少し戻った…。


けど、確実に地に足が着いてない!


小田切さんが姫様抱っこで、ベッドまで運ばれてるんだ!

そんな状況は把握した。


がっ!
どうしよう…
ここで声かけたら驚かせてしまうかも…


なんて考えてる内に、ベッドにたどり着いてる。


小田切さんは私を起こさないように慎重に寝かせてくれ、履けておいただろう掛け布団を肩まで、覆い被せてくれていた。 


あぁ…疲れているに…
ごめんなさい。


声にならない声を寝たフリしながら、心中で叫ぶ。


小田切さんは、私の顔に掛かった髪の毛を優しく払ってくれていた。


ますます、声をかけづらい。


逆に狸寝入りを気付かれないよう神経を集中する。


そんな私の心境を知らぬ小田切さんは、私の頬を指でなぞり唇を掠め一言…。


「…お休み…」


と囁き部屋を出ていった。


小田切さんの足音が遠退き、ドアが閉まる音がした途端、ガバッと上半身を起こした。


「な…!!」


ドキドキした~!!!


起きたのをバレないようしてたことより、最後の頬を触れてたことに、意識がいってしまった!


それに『お休み…』
と囁いていくなんて…ドラマみたいだよ!


一応うっすらとは、顔見れたけど…。


両手で自分の頬を押さえる…。


きっと、顔は赤くなってるであろう。


「寝れるかな…」


橋の上で、あれだけ落ち込んでた気持ちが、あっという間に吹っ飛んでた。 

/1069ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ