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理想と偽装の向こう側
第6章 予測不可能
あれ…。
なんだろう~身体が中に浮いてる感覚…。
やだな…幽体離脱じゃないよね…。
そんなアホな思考を巡らせながら、意識が少し戻った…。
けど、確実に地に足が着いてない!
小田切さんが姫様抱っこで、ベッドまで運ばれてるんだ!
そんな状況は把握した。
がっ!
どうしよう…
ここで声かけたら驚かせてしまうかも…
なんて考えてる内に、ベッドにたどり着いてる。
小田切さんは私を起こさないように慎重に寝かせてくれ、履けておいただろう掛け布団を肩まで、覆い被せてくれていた。
あぁ…疲れているに…
ごめんなさい。
声にならない声を寝たフリしながら、心中で叫ぶ。
小田切さんは、私の顔に掛かった髪の毛を優しく払ってくれていた。
ますます、声をかけづらい。
逆に狸寝入りを気付かれないよう神経を集中する。
そんな私の心境を知らぬ小田切さんは、私の頬を指でなぞり唇を掠め一言…。
「…お休み…」
と囁き部屋を出ていった。
小田切さんの足音が遠退き、ドアが閉まる音がした途端、ガバッと上半身を起こした。
「な…!!」
ドキドキした~!!!
起きたのをバレないようしてたことより、最後の頬を触れてたことに、意識がいってしまった!
それに『お休み…』
と囁いていくなんて…ドラマみたいだよ!
一応うっすらとは、顔見れたけど…。
両手で自分の頬を押さえる…。
きっと、顔は赤くなってるであろう。
「寝れるかな…」
橋の上で、あれだけ落ち込んでた気持ちが、あっという間に吹っ飛んでた。
なんだろう~身体が中に浮いてる感覚…。
やだな…幽体離脱じゃないよね…。
そんなアホな思考を巡らせながら、意識が少し戻った…。
けど、確実に地に足が着いてない!
小田切さんが姫様抱っこで、ベッドまで運ばれてるんだ!
そんな状況は把握した。
がっ!
どうしよう…
ここで声かけたら驚かせてしまうかも…
なんて考えてる内に、ベッドにたどり着いてる。
小田切さんは私を起こさないように慎重に寝かせてくれ、履けておいただろう掛け布団を肩まで、覆い被せてくれていた。
あぁ…疲れているに…
ごめんなさい。
声にならない声を寝たフリしながら、心中で叫ぶ。
小田切さんは、私の顔に掛かった髪の毛を優しく払ってくれていた。
ますます、声をかけづらい。
逆に狸寝入りを気付かれないよう神経を集中する。
そんな私の心境を知らぬ小田切さんは、私の頬を指でなぞり唇を掠め一言…。
「…お休み…」
と囁き部屋を出ていった。
小田切さんの足音が遠退き、ドアが閉まる音がした途端、ガバッと上半身を起こした。
「な…!!」
ドキドキした~!!!
起きたのをバレないようしてたことより、最後の頬を触れてたことに、意識がいってしまった!
それに『お休み…』
と囁いていくなんて…ドラマみたいだよ!
一応うっすらとは、顔見れたけど…。
両手で自分の頬を押さえる…。
きっと、顔は赤くなってるであろう。
「寝れるかな…」
橋の上で、あれだけ落ち込んでた気持ちが、あっという間に吹っ飛んでた。