この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
理想と偽装の向こう側
第20章 さよなら
安岡さんと、歩きながら駅まで向かう。
「俺が謝っても意味ないかもしれないけど、嘉之を渡辺さんに頼んじゃったしね。本当に悪かったよ」
「いえ…もっと私が大人だったら、受け止められたんでしょうけど…根性足りなくてすみません…」
下を向いた私に
「はは…自分のせいにしないでよ!渡辺さんは、あんな嘉之に本当に良くしてくれたよ…6年なんてギネスもんだから!半年持った試しないからね…」
安岡さんは、苦笑しながら
「だから…変わったと思ったし…変わると思ったんだけどな…」
ちょっと哀しそうだった。
「安岡さんは…本当に嘉之の事、親友として思ってるんですね」
尊敬してしまう。
私なんかより長い時を共有してるんだもんな。
「ふ…腐れ縁だよ。若しくは博愛主義?」
「博愛主義!」
「捨てられた子犬とかを拾ってあげたくなる感じに近い気がする」
肩をすくめる安岡さんが、面白くて
「はは…分かるかも」
「やっと、笑った!」
「俺が謝っても意味ないかもしれないけど、嘉之を渡辺さんに頼んじゃったしね。本当に悪かったよ」
「いえ…もっと私が大人だったら、受け止められたんでしょうけど…根性足りなくてすみません…」
下を向いた私に
「はは…自分のせいにしないでよ!渡辺さんは、あんな嘉之に本当に良くしてくれたよ…6年なんてギネスもんだから!半年持った試しないからね…」
安岡さんは、苦笑しながら
「だから…変わったと思ったし…変わると思ったんだけどな…」
ちょっと哀しそうだった。
「安岡さんは…本当に嘉之の事、親友として思ってるんですね」
尊敬してしまう。
私なんかより長い時を共有してるんだもんな。
「ふ…腐れ縁だよ。若しくは博愛主義?」
「博愛主義!」
「捨てられた子犬とかを拾ってあげたくなる感じに近い気がする」
肩をすくめる安岡さんが、面白くて
「はは…分かるかも」
「やっと、笑った!」