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異世界のイケメンに脱童貞させてくれとお願いされている
第6章 ご卒業おめでとうございます

「女神様っ!」
ユーグに唇を食べられた。ただでさえ酸欠なのに、もっと息ができない。気が遠くなる。でもそれすら気持ち良い。
舌をすすられ、足の間を抉られ擦られ、上も下もぐちゃぐちゃだ。どろどろに溶けていく。ユーグと溶けて、ほどけて、混ざりあっていく。
「も、出ます! 女神様の中に、出します!」
あれ、避妊してない。と思ったけど、今更だった。夢の中でもそんなことを心配している自分がおかしい。
そういえばわたし、ゴム無しでするの初めてかも。
「ううっ!」
ユーグが一際奥まで腰をぶつけてきた。体内でびくびくとのたうつ。中に温かいものが広がっていく。温もりが染み渡り、心まで満たされる。
ユーグがまぶたを閉じて睫毛を震わせているのを、ぼうっと眺める。イッてる時の顔って、見てる方も切なくて苦しくなるよね。
ぶるり、と肩を揺らして、ユーグが目を開けた。赤くのぼせた頬に、はにかんだような笑みを浮かべる。
あ、やっぱり、ユーグが笑った顔、好きかも。

