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異世界のイケメンに脱童貞させてくれとお願いされている
第6章 ご卒業おめでとうございます

イッたばかりの熱は冷める暇も与えられず、再び沸点まで駆け上がる。
「駄目、だめ、っや! またきちゃう! 怖い! 待って、やめてぇ!」
「イッてください! 何度でも、何度でも!」
バックは動きが自由なのをいいことに、ユーグはがむしゃらに突き上げてきた。筋肉のついている男はさすが、スピードもスタミナも半端ない。
「あああああっ!」
意識が飛ぶ。と、思ったらギリギリのところで持ちこたえたらしい。暗転しかけた視野が戻ってくる。
だが気絶した方が楽だった。ユーグが止まらないのである。
お互いの体液でぬかるんでぐっちゃぐちゃになった場所を、何度も何度も貫かれる。
「もうやめて、死んじゃうっ、しんじゃうぅっ!」
腰を打ち付ける音も激しい。その合間にユーグが何か叫んでいる。
「好きです! 女神様っ! 愛してます! もう、もう、いっそのこと、結婚してください!」
何を言っているんだ、ユーグ。毎晩こんなだったら、わたしは抱き潰されて死ぬ。
ていうか女神への願いは童貞卒業だったじゃないか。もう叶ったというのに、それは欲張りだ。
「好きです、女神様! 自分、頑張りますから! 諦めませんから!」
その後もユーグの暴走は止まらず、結局わたしは人生で初めて、セックス中に失神することとなった。

