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ねぇ、しよっ!
第6章 千尋の交錯
あたしは、確信したの。
マスターが好きってこと。
胸がドキドキして、ポッて、躯が熱くなる。
マスターの仕草、笑顔を思い出すたびに、こっちも嬉しくなって、気持ちが高揚して、何も手に付かないくらい。
これは「恋」なんだと。

千尋にとっては初めての感情である。
そのあたりは「うぶ」といったところだろうか。
本来、大抵の子は高校生位までには経験することだと思うのだが、千尋はそこんとこを飛び越してしまっている。


と、いうわけで、千尋は、気持ちに気付いたものの、「で、どうすればいいの?」って状態で、立ち往生している。


『はぁ。。。』
あ、また溜め息…

最近、溜め息ばかり出る。


仕事終わったら「R」に行こ!



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