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そのキスは許されていない……
第2章 私の妻(おんな)
なぜ私を呼び出した大旦那様の後ろにこの女……

いつもと違う事だらけで胸に渦巻く違和感を拭えないまま、

それでも主人の命に逆らうことなどできなかった。


3人の間に流れるこの何とも言えない背筋がぞくぞくする空気……

この後私がこの身に与えられる屈辱的な報償。

その予感はなんとなく……

この扉を開けた瞬間からあった。

でも私はそれを防ぐ手立ても……

拒否する権利も……

最初からありはしなかったのだ。


「佐伯。座れ」

「はい。ありがとうございます……」

私はその言葉に素直に従った。今日はどんなお話を伺うのだろうか?

今夜は大事な一人娘の初夜。

その愛しい娘との幼いころの思い出を、私と懐かしむのだろうか?


「この度の娘の婚礼は、色々とご苦労だった……」

「とんでもございません……」

恭しくこうべを垂れ、大旦那様の労いを受ける。

「そこでだ、今回のお前の働きに……

これまでのお前の長い間の功績に報いるために、

何か礼をしたいと思っているのだが……」

頭を上げ首を振った。

「とんでもございません。

私はお嬢様にお仕えすることができ、幸せ者だと思います。

これからも引き続きお仕えできるのに、礼など……」

「本当に聡美は果報者だ。やはり、褒美をやらねば……」

「私はこれ以上何も望むものはございません」
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