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そのキスは許されていない……
第3章 心の声 躰の欲
この女の躰は、とにかく最高だった。
でも、私にとって何よりも大切なのは今も変わらずお嬢様で…
最初この女と結婚するという事実自体が受け入れられなかった。
職場から同じ敷地内にある、主からあてがわれたこの小さな家。
ここに帰るのはほとんど夜中で…
それは決まってお嬢様をお慰めし、身を清める仕事の後で、
堪え切れなくなった欲望を吐き出すため。
私の事を唯一旦那様と呼ぶこの妻(おんな)
と通い婚のような生活を続けて、もうずいぶん経った…
この妻(おんな)は私と同じように…
特に屋敷内にいる時のお嬢様の身の回りの世話をしていた使用人。
お嬢様が結婚して半月ほど海外の新婚旅行へ私を置いて行ってしまい、
屋敷を不在にしていた時、突然大旦那様から引き合わされた…
私はいつもお嬢様に付き従い、隣の部屋で眠っていたので、
他の使用人との交流は極端に少なかったが、
彼女とだけは業務上関わることが多く顔見知りだった。
それがまさか……
このようなことになるとは思いもしなかった。
今でも心は全て、お嬢様にお捧げしているのに、
躰の欲は間違いなくこの女の毒に侵され蝕まれていた。
ばらばらの心と躰。
それでも私はお嬢様を慕い、これからもお嬢様にお仕えしようと思っている。
でも、私にとって何よりも大切なのは今も変わらずお嬢様で…
最初この女と結婚するという事実自体が受け入れられなかった。
職場から同じ敷地内にある、主からあてがわれたこの小さな家。
ここに帰るのはほとんど夜中で…
それは決まってお嬢様をお慰めし、身を清める仕事の後で、
堪え切れなくなった欲望を吐き出すため。
私の事を唯一旦那様と呼ぶこの妻(おんな)
と通い婚のような生活を続けて、もうずいぶん経った…
この妻(おんな)は私と同じように…
特に屋敷内にいる時のお嬢様の身の回りの世話をしていた使用人。
お嬢様が結婚して半月ほど海外の新婚旅行へ私を置いて行ってしまい、
屋敷を不在にしていた時、突然大旦那様から引き合わされた…
私はいつもお嬢様に付き従い、隣の部屋で眠っていたので、
他の使用人との交流は極端に少なかったが、
彼女とだけは業務上関わることが多く顔見知りだった。
それがまさか……
このようなことになるとは思いもしなかった。
今でも心は全て、お嬢様にお捧げしているのに、
躰の欲は間違いなくこの女の毒に侵され蝕まれていた。
ばらばらの心と躰。
それでも私はお嬢様を慕い、これからもお嬢様にお仕えしようと思っている。