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女子大生 成宮恵理
第13章 そろそろ寝る?
結局悠一郎はその夜、恵理の部屋に泊まっていく事になった。
恵理は何度か「やっぱり止めた方がよくない?」とは言ってはみたものの、悠一郎はその度に「大丈夫大丈夫。」と気にする事なく笑っているだけだった。
自分から奈々にメールを送ろうかとも思ったが、どういう風にこの状況を説明すればいいのか分からなくて送れなかった。
それからしばらくは、ソファに座ったまま深夜のバラエティ番組を見ていた悠一郎と恵理。
悠一郎が持ってきたお酒は二人で全部飲んでしまい、今ではアルコールがしっかり全身に回っている。
頭がボーっとして、だから冷静な判断ができていないのかもしれないと、そんな風に悠一郎を泊めてしまう事をお酒のせいにしたくなっている自分の弱さを実感する。
でも実際、私は弱いんだ。傷ついて傷ついて、もう弱りきってるの。
「そろそろ寝る?」
悠一郎の声で時計を見ると、もう夜中の2時近く。
不思議と眠気は殆どないけれど、もう遅い時間だ。
「あー、うん。」
そう言って恵理はソファから立ち上がろうとするが、やはり足元がフラつく。
「おいおい大丈夫か?俺がベッドまで抱っこしていってやろうか?」
「じょ、冗談!自分で行けるから。あーぁ、ホント飲み過ぎたぁ……」
「いいじゃん、後は寝るだけなんだし。」
「そうだけどぉ。」
「ほら掴まれ、転ぶなよ。」
「うん。」
悠一郎の手を借りてベッドに移動する恵理。
悠一郎に触れられると、やっぱりドキドキしてしまう。
恵理は何度か「やっぱり止めた方がよくない?」とは言ってはみたものの、悠一郎はその度に「大丈夫大丈夫。」と気にする事なく笑っているだけだった。
自分から奈々にメールを送ろうかとも思ったが、どういう風にこの状況を説明すればいいのか分からなくて送れなかった。
それからしばらくは、ソファに座ったまま深夜のバラエティ番組を見ていた悠一郎と恵理。
悠一郎が持ってきたお酒は二人で全部飲んでしまい、今ではアルコールがしっかり全身に回っている。
頭がボーっとして、だから冷静な判断ができていないのかもしれないと、そんな風に悠一郎を泊めてしまう事をお酒のせいにしたくなっている自分の弱さを実感する。
でも実際、私は弱いんだ。傷ついて傷ついて、もう弱りきってるの。
「そろそろ寝る?」
悠一郎の声で時計を見ると、もう夜中の2時近く。
不思議と眠気は殆どないけれど、もう遅い時間だ。
「あー、うん。」
そう言って恵理はソファから立ち上がろうとするが、やはり足元がフラつく。
「おいおい大丈夫か?俺がベッドまで抱っこしていってやろうか?」
「じょ、冗談!自分で行けるから。あーぁ、ホント飲み過ぎたぁ……」
「いいじゃん、後は寝るだけなんだし。」
「そうだけどぉ。」
「ほら掴まれ、転ぶなよ。」
「うん。」
悠一郎の手を借りてベッドに移動する恵理。
悠一郎に触れられると、やっぱりドキドキしてしまう。