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女子大生 成宮恵理
第3章 親友からの告白
一生懸命頭で理解しようとしても、血の気がサーっと引いていくようで、頭に全く血液が回らず思考できない。
そんな中で恵理は必死に思い浮かんだものを発していく。
理解するための材料を奈々の口から聞き出さないと、パニックになってしまいそう。いや、もう半分はパニック状態。
「そういう関係だったっけ?」
「だよね、だって私自身驚いてるもん。まさか悠一郎の彼女になるなんて。」
悠一郎の彼女、なぜかその言葉を聞いただけでも胸がグッと締め付けられて苦しくなる。
「凄いビックリ……っていうか、ど、どうしてそんな事になったの?」
仲の良い友人に恋人ができたと知らされた場合は、すぐに「わーおめでとー!よかったねー!」と言うのが普通なのかもしれないが、この時の恵理には奈々に祝福の言葉を送る余裕は無かった。
どういう顔をしたら良いのかも分からなくて、口角の片方だけがつり上がって、笑っているのか怒っているのか泣きそうなのかが判別できないような変な顔をしていた。
「あのね、詳しく話すと長くなるんだけど、たまたま悠一郎と2人で話してる時にそういう話になって」
「そういう話って?」
「だからその、恋愛の話に。それで色々と話しているうちにね、悠一郎が『じゃあ俺達も付き合ってみるかぁ!』って言ってきたから。で、付き合う事になっちゃった。」
「付き合う事になっちゃったって……ていうかいつ?」
「ほら、この前私の部屋で飲み会して、恵理がバイトで来れなかった時あったでしょ?あの時。」
奈々の顔は終始笑顔で、嬉しそうだった。
それはそうだよね、だって恋人ができたのだから。
誰だって、恋人ができてすぐは浮かれてしまうものだし。
でも、それでも理解できない。だって奈々はそんな素振り今まで一度も見せなかったんだから。
目の前で女の子してる奈々の姿に、違和感があり過ぎる。
そんな中で恵理は必死に思い浮かんだものを発していく。
理解するための材料を奈々の口から聞き出さないと、パニックになってしまいそう。いや、もう半分はパニック状態。
「そういう関係だったっけ?」
「だよね、だって私自身驚いてるもん。まさか悠一郎の彼女になるなんて。」
悠一郎の彼女、なぜかその言葉を聞いただけでも胸がグッと締め付けられて苦しくなる。
「凄いビックリ……っていうか、ど、どうしてそんな事になったの?」
仲の良い友人に恋人ができたと知らされた場合は、すぐに「わーおめでとー!よかったねー!」と言うのが普通なのかもしれないが、この時の恵理には奈々に祝福の言葉を送る余裕は無かった。
どういう顔をしたら良いのかも分からなくて、口角の片方だけがつり上がって、笑っているのか怒っているのか泣きそうなのかが判別できないような変な顔をしていた。
「あのね、詳しく話すと長くなるんだけど、たまたま悠一郎と2人で話してる時にそういう話になって」
「そういう話って?」
「だからその、恋愛の話に。それで色々と話しているうちにね、悠一郎が『じゃあ俺達も付き合ってみるかぁ!』って言ってきたから。で、付き合う事になっちゃった。」
「付き合う事になっちゃったって……ていうかいつ?」
「ほら、この前私の部屋で飲み会して、恵理がバイトで来れなかった時あったでしょ?あの時。」
奈々の顔は終始笑顔で、嬉しそうだった。
それはそうだよね、だって恋人ができたのだから。
誰だって、恋人ができてすぐは浮かれてしまうものだし。
でも、それでも理解できない。だって奈々はそんな素振り今まで一度も見せなかったんだから。
目の前で女の子してる奈々の姿に、違和感があり過ぎる。