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第10章 『友達』なんかじゃないだろ

その日の夜。

「ーっなんで康太教えてくれなかったの！？」



「言うとしたら遥香が電話を切ったじゃん。」


「あんた達どこまで追いかけっこするつもりよ」

もう玲奈の口調は
呆れている風だった。



結局、3人は同じ大学に進学。

玲奈だけ違う大学なってしまった。


「あ〜ぁ。私だけ仲間はずれよ
こんなだったら私も同じところ
行きたかったわ」


ケラケラと玲奈と、康太は笑う。


「優も良くばれなかったなー」


「俺、隠し事得意だから。」


「さぞかし浮気も得意なんでしょうね〜」


「アホか。」


この楽しい時間も今日でサヨナラ。



明日から私達は別々になる。


高校生活も明日で最後…。