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あなたとふたり
第2章 少しの希望と少しの発展
何か気付いたのか玲奈が口を開く。
「あれ?康太は?」
ドクンっーー…。
私の心臓が波打つ。
「あーー。…。」
優ちゃんが何か言いにくそうに私を見る。
「うんこだよ。うんこ。」
「「はっ???」」
玲奈と私は口を開け、間抜けな声で聞いてしまった。
優ちゃんは頭をポリポリ書きながら
「腹の調子が悪いらしい…。」と告げた。
玲奈は
「ふーん…」と意味あり気な返事をして
私に帰ろうかっと言ってきた。
その問いかけに「うん」と頷くと
優ちゃんに、背を向けた私の右腕を
優ちゃんが掴んだ。
「帰んの?」
まただ…。
この真剣な目。
「う、うん…。」
私がそう答えるとその目を
玲奈へ向けた。
「ねぇ。玲奈。お前帰って。」
「はっ?」
はっ?
私も心の中で玲奈と同じ言葉を発した。
「はっ?じゃねぇーよ。帰ってって言った。じゃ。」
そう言うと優ちゃんは私の右腕を
離さずに、ズンズンとゲームセンターから出て行く。
その腕に優ちゃんの力が伝わる。
優ちゃんは何も言わず私を引っ張っていく。
背中からなぜか
『何も言うな』と聞こえた気がした……。
「あれ?康太は?」
ドクンっーー…。
私の心臓が波打つ。
「あーー。…。」
優ちゃんが何か言いにくそうに私を見る。
「うんこだよ。うんこ。」
「「はっ???」」
玲奈と私は口を開け、間抜けな声で聞いてしまった。
優ちゃんは頭をポリポリ書きながら
「腹の調子が悪いらしい…。」と告げた。
玲奈は
「ふーん…」と意味あり気な返事をして
私に帰ろうかっと言ってきた。
その問いかけに「うん」と頷くと
優ちゃんに、背を向けた私の右腕を
優ちゃんが掴んだ。
「帰んの?」
まただ…。
この真剣な目。
「う、うん…。」
私がそう答えるとその目を
玲奈へ向けた。
「ねぇ。玲奈。お前帰って。」
「はっ?」
はっ?
私も心の中で玲奈と同じ言葉を発した。
「はっ?じゃねぇーよ。帰ってって言った。じゃ。」
そう言うと優ちゃんは私の右腕を
離さずに、ズンズンとゲームセンターから出て行く。
その腕に優ちゃんの力が伝わる。
優ちゃんは何も言わず私を引っ張っていく。
背中からなぜか
『何も言うな』と聞こえた気がした……。