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あなたとふたり
第2章 少しの希望と少しの発展
「ねぇっ…!?ねぇってば…!」
ズンズンと進む優ちゃんにたまらず声をかけた。
「あっ…。ごめん。」
優ちゃんは私の腕から手を離した。
気付いたらもうショッピングモールからも出ていた。
「ごめん。」
「っ…。どうしたの…?優ちゃん…。」
「いや、なんでもない。帰ろう。」
玲奈と歩いた道を
優ちゃんと帰る。
ふたりは黙ったまま
ただ、ひたすら歩いた。
しばらくすると
優ちゃんは私の手を強く握って来た。
驚いて、優ちゃんの方を見上げたけど
優ちゃんの表情にはなんの変化もなくて…
その温もりを離すことさえ出来なくて
私もゆっくりと握り返した。
そして、優ちゃんは小さく小さく
「ごめん。」と呟いた。
なんだかそんな優ちゃんのが面白くて
笑いながら伝えた。
ーーーーー知ってるよって。
やっと優ちゃんの表情が変わって
目を見開いて私を見下ろした。
「…なっ…何を?」
「優ちゃんは嘘が下手くそだよね。」
「はっ?」
「だてに、2年半も友達してないよ?」
「だっ…だから?何を?」
「康太…来てなかったんでしょ?」
ズンズンと進む優ちゃんにたまらず声をかけた。
「あっ…。ごめん。」
優ちゃんは私の腕から手を離した。
気付いたらもうショッピングモールからも出ていた。
「ごめん。」
「っ…。どうしたの…?優ちゃん…。」
「いや、なんでもない。帰ろう。」
玲奈と歩いた道を
優ちゃんと帰る。
ふたりは黙ったまま
ただ、ひたすら歩いた。
しばらくすると
優ちゃんは私の手を強く握って来た。
驚いて、優ちゃんの方を見上げたけど
優ちゃんの表情にはなんの変化もなくて…
その温もりを離すことさえ出来なくて
私もゆっくりと握り返した。
そして、優ちゃんは小さく小さく
「ごめん。」と呟いた。
なんだかそんな優ちゃんのが面白くて
笑いながら伝えた。
ーーーーー知ってるよって。
やっと優ちゃんの表情が変わって
目を見開いて私を見下ろした。
「…なっ…何を?」
「優ちゃんは嘘が下手くそだよね。」
「はっ?」
「だてに、2年半も友達してないよ?」
「だっ…だから?何を?」
「康太…来てなかったんでしょ?」