この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
あなたとふたり
第16章 信じるものは自分の心

康太は私の姿を見つけると

こちらに向かって歩いてくる。


「‥…どうし……っ」



康太は何も言わず私を抱きしめた。



今日の夕方と同じ力強く…。



「…康太?辛いことがあった?」


康太は首を横に振る。


「…だったら…どうしたの?」




「遥香を優に渡したくない……」


小さな声でそう言った康太の声は
私の中を何度も通り抜けた。


「‥……女々しいのはわかってる。

悪かった。」


康太は私からゆっくりと体を離す。



「優のものになったお前をもう触る事が出来ない。

最後だと思ったら…

会いたくなった。ゴメン。」



どうして人の心はすれ違ってしまうの…。


私は康太が好きだった…。

好きだったんだよ。



今更…遅いよ…。
/376ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ