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あなたとふたり
第2章 少しの希望と少しの発展
私たちは学食に入り
優ちゃんや康太がいるところより
少し離れたところに座った。

後から来たクラスの女子も
私たちを見つけて隣に座る。


女子ならではの恋話でもちきりだ。

「隣のクラスのさ〜田中君!
玲奈が好きらしいよ〜!」


「はぁ?ありえない。無理無理!」


玲奈は美人でモテるのに
誰とも付き合わない。

ーー本命でもいるのかな?


「ってか、あの二人やっぱカッコいいよねー。」


「「本当。本当。」」


クラスの女子が何人か
頬杖をつきウットリとしている。


その先にはもちろん
優ちゃんと康太。



「永井君、あんな感じなのに優しいし」

「柳君はそのまんまって感じだよねー。」


なんだか、耳を塞ぎたくなる話題だった。



「柳君、この間彼女といたよねー!」




ドックンっっーーーー。



「えぇー!彼女ー!?」


一際大きい声で女子達が盛り上がる。



それに気付いた男子…
優ちゃんと康太もこちらを向く。




玲奈は私を見つめ、私は下を向いた。



「私も初めて見たんだけどー!
彼女って、2年の…」



私はスカートの上でギュッとに拳に力を入れる。




「おい。」


「あっ。」


喋っていた女子が一斉に止まる。


静かな…静かな時間だった。
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