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あなたとふたり
第2章 少しの希望と少しの発展
泣き止んだ私は誰もいない教室で
康太と向かい合って座っていた。
「今まで黙っててゴメンな?」
「彼女の事も…遥香には言うべきだったよな。」
「なんでよー。幼馴染みだからって
康太の行動まで監視しないよー?」
薄く無理をして笑ってみた。
目を開けたその前には
苦笑いをして、真っ直ぐ私を見ている。
心臓の音が康太にまで
聞こえるんじゃないかと思う位うるさい。
「遥香。」
「ん?」
「どこにも行くなよ。」
ーーーーっっ!!
「なっ何それっっ!言う相手
間違ってるよっ!」
慌てて私は席を立つ。
その腕を康太が掴んでいた。
振り向くことも出来ず
動くことも出来ず
ただ立ち尽くしていた。
その腕を掴む力が緩まり
私の手の平をギュッと康太は握った。
「こっ!康太…」
驚いて振り向くと
吸い込まれそうほど
綺麗な瞳で私を見つめ
呟いた。
「遥香を守りたいんだ。」
康太と向かい合って座っていた。
「今まで黙っててゴメンな?」
「彼女の事も…遥香には言うべきだったよな。」
「なんでよー。幼馴染みだからって
康太の行動まで監視しないよー?」
薄く無理をして笑ってみた。
目を開けたその前には
苦笑いをして、真っ直ぐ私を見ている。
心臓の音が康太にまで
聞こえるんじゃないかと思う位うるさい。
「遥香。」
「ん?」
「どこにも行くなよ。」
ーーーーっっ!!
「なっ何それっっ!言う相手
間違ってるよっ!」
慌てて私は席を立つ。
その腕を康太が掴んでいた。
振り向くことも出来ず
動くことも出来ず
ただ立ち尽くしていた。
その腕を掴む力が緩まり
私の手の平をギュッと康太は握った。
「こっ!康太…」
驚いて振り向くと
吸い込まれそうほど
綺麗な瞳で私を見つめ
呟いた。
「遥香を守りたいんだ。」